CHARACTER
北朝──常和国(トワコク)
巫女系皇族──和華瑞穂(ワカミズホ)族が統べる国で、
祖先の霊やあまねく生命を敬い、信仰する島の北側を占める国家。
巫女系皇族──和華瑞穂族は、紅い髪に龍の瞳を持ち、神仙郷から来た神秘の一族と伝えられ、皇族は全て巫女──《常和(トワコ)》としての力を持つ。
巫女系皇族──和華瑞穂族は全員が何故か生まれつき霊感が強く、祖先には初代《常和》が居る巫者の一族。
天皇には民と先祖の霊、あまねく生命の《コエ》によって平等に選ばれる。
人によっては現世と幽世を行き来する者も居る。
主導権は生ある者と死者と半々で暮らしている。 時に力を借り、時に語り合い、時に身体を貸し、共に生きて成長していっている。
鳥との絆を重んじ、先祖の霊やあまねく生命の言葉や伝えてくれることをとても大切にしている国で、中には鳥と会話できる者も多いという。
民は明るく毎日笑って過ごしている。 想いやりや相手がどうしたら喜ぶか、などを重んじており、穏やかで朗らかな国である。
皇族や分家の王族は存在し民は敬うが、皇族や王族は威張ったりせず民と田植えをしたりなど同じように暮らしているからわりと平等社会。
巫女系皇族──和華瑞穂(族が「鳥も民も霊も皆平等である」と考えるからか、国は笑顔で明るさと想いやりに満ちている。
メインの四人
千咲(チサキ)
「私は生きる。 皆の笑顔を願って──」
北朝──常和国(トワコク)を統べる、皇族──和華瑞穂(ワカミズホ)族の皇女殿下。
南朝──永真漢国(リーツァイ)と前線で戦う女将軍であり、巫女──《常和(トワコ)》の一人。
パートナーである怪鳥──鳳(ホウ)に乗り、戦場を駆ける。
男らしく雄々しい性格で、民からの信頼も厚く次期天皇に最も近い存在と言われている。
島の統一と恒久的平和を願い南朝──永真漢国(リーツァイ)と戦う。
CV:桐夜白 大和リリア
朧香(ルカ)
「蒼陽くん見つけたわぁー!
さぁっ、今日も可愛くなりましょぉ♪」
北朝──常和国(トワコク)を統べる、皇族──和華瑞穂(ワカミズホ)族の皇太子殿下で、オネェ。
千咲の双子の弟で、巫女──《常和(トワコ)》の一人。
蒼陽くんに女装をさせては楽しんでいる。
国のオシャレの最先端で、国民のアイドル的存在である。
CV:クノエ
蒼陽(アオ)
「僕だってお二人をを守れるんです!」
千咲と朧香の側近。
よく朧香に女装させられたり、面倒ごとに巻き込まれたりと、わりと災難なことに逢うことが多い。
明るく元気な性格で周囲にも気にかけられる存在。
でもそんな彼の出生には深い秘密が…?
CV:Arran
美麗(ミレイ)将軍
「術式展開! 騎馬隊、空隊、進撃を始めるッ!!」
千咲と共に前線で南朝──永真漢国リーツァイと戦う北朝──常和国トワコクの将軍の一人。
天女のような美しさを持ち、民からの信望が厚い。
蒼陽の従兄弟。
千咲に恋をしているがソレを上手く伝えられないでいる。
そんな彼の出生には深い秘密が…?
CV:折原幸平
その他の人達
金魚夫人
「おやおや、今日はどんな情報をお求めだい?
ソレに見合う対価をいただかないとね」
千咲と美麗の師匠。
北朝──常和国(トワコク)で摩訶不思議な館を構える。
国内外共に彼女の存在はとても神秘的で謎に満ちた存在と伝えられる。
元北朝──常和国トワコクの将軍の一人で、細かいことは気にしないサッパリした性格で豪快な性格。
北朝皇妃
「私を、誰と心得ますか」
北朝──常和国(トワコク)を統べる、皇族──和華瑞穂(ワカミズホ)族の現皇后。
千咲と朧香の実母で、 金魚夫人の姉。
実は姉妹揃って元武人。 国では名を馳せた姉妹である。
気位が高いが淑やかで寛大な心の持ち主。
またとても思慮深く、深く民を想いやる心を持っている。
侍女頭の煇寧(ケンネイ)(←蒼陽の母)とはとても仲が良く、政の相談をする程仲が良い。
煇寧(ケンネイ)
「私達には、やらなければならないことがある。 生き残った者として──」
蒼陽の母で、常和国皇妃の侍女頭。
また美麗を息子のように可愛がっている穏やかで思慮深い女性。
大胆な行動派で、よく皇妃と政の相談や神事の手伝いをしている。
皇妃とは大の仲良しである。
祈姫(キキ)皇女
「千咲御姉様の心に伝えましょう。
わたくしは平和の歌を歌います、と」
穏やかな存在だが、どこか神秘めいた存在。
目が金色に変わることがある。
薬屋のマダム・トワリーヌ
「それでも私は薬師で医師ですもの、国なんて関係ないのよ」
千代婆と金魚夫人 の親友で、 蒼陽と明に薬学を教える王宮付き薬師兼医師。
草や虫、多くの物を薬として扱う国一番の薬師で医師。
明は実の孫娘で、血の繋がりの無い蒼陽も実の孫のように接して可愛がっている。
実は南朝に渡った 科学薬師──花宵 を、止めることが出来なかった過去を持つ。
科学薬師──花宵は元々南朝人だが、家族と一緒に北朝に脱南朝人として幼い頃逃げてきた。
そして保護された。
科学薬師──花宵 の両親は薬師で、マダム・トワリーヌは怪我を 科学薬師──花宵 の親に治してもらい、それから薬師・医師を目指して医療学校に入学した。
ソコで 科学薬師──花宵 と深く仲良くなるが、ある事件をきっかけに科学薬師──花宵は南朝へと渡ってしまった。
夏海
「ォォォォオオレの初恋を返せエエエエエエエ!!!!」
北朝──常和国(トワコク)の軍人。 美麗将軍の二番隊隊長。
今生の悔いは士官学校時代に美麗を女と想い、初恋をしてしまったこと。(特別漫画にて収録済)
左大臣の息子で、可愛い妹が居る。
二番隊隊長なのに予算やら経費の計算とか細々した手伝いもしてたりするし、前線でも戦う。
美麗将軍のライバルであり、親友。
CV : 千草蒼
沙玖(サク)
「お母ぁに約束してきたんだ、あっしはアノ人の力になる、って!」
千咲の部隊、第二部隊隊長。
歩兵隊の中のブーツ隊に所属し、音と水を操り鋼鉄のブーツで敵を蹴り飛ばしたり、かかと落としをしたりする。
千咲に憧れて士官学校に入った。
もともとスリや賭博をしており、一時期は捕まり更生機関に入っていたが、その時出会った出来事が忘れられず、千咲に恩義を感じ、千咲を尊敬している。
戦闘が始まると目つきや性格が変わることで有名なのと、非番の日は大体、金魚夫人の館で賭博をすることで有名。
千代婆
「アイタタタ腰が…、ババア舐めんじゃないよッ!」
千咲の師匠である、金魚夫人の師匠。
元軍人で十代の頃は前線で戦い、その後休戦となり士官学校で鬼教官を務めた。
そしてまた争いが始まり、一番弟子である金魚夫人を殺す勢いで前線に放り込んだ。死ななかったけど。
今は王命で、千咲の部隊の第一部隊に所属している。
千咲の部隊の子達に「千代婆、千代婆」って懐かれてたり、お婆ちゃんの知恵を授けたりしている。
すごく足が速く、斬るのも速いのでまさに敵からしても鬼である。
滴(しずく)姫
「控えよ! 本家千咲皇女殿下の御前であるぞ!」
北朝──常和国(トワコク)を統べる、皇族──和華瑞穂(ワカミズホ)族の王女。 「皇女」ではないのは、彼女の一族は分家だから。 地位は浩宇王子と明鈴王女より上だが、明鈴王女とは仲が良い。 浩宇に至っては千咲皇女殿下に軽々しく触れるから虫のように扱う。
巫女──《常和(トワコ)》の一人で、王女でありながら美麗将軍に仕える。 …という立ち位置だが実際は友達同士にあたる。
忙しい美麗将軍の世話係を買って出たことで有名だが、宮廷内では恋愛談は全くなし。 また他にも美麗将軍の周りには男性官吏が多く、ソノ司令役であったり共に仕事をしたりという仲間である。
美麗将軍の周りに多い時間共に居ながら恋愛談が全く上がらないのは、年が同じでよく幼い頃から遊びあっていたり、蒼陽を交えて武術の稽古をしていることで有名で、【特に】明鈴や宮女達に美麗将軍と千咲皇女殿下は実は想い合っているのではないか…?という噂を流した張本人だからだ。 やはり女性、あれやこれや美しい妄想をするものだ。
金魚夫人に憧れ、紅い髪を金魚夫人のように蒼に染めている。 武術は金魚夫人から習った。 金魚夫人を師範と呼ぶ。
よく変装して街に降りては情報収集をしており、演技力に長けているので弱弱しい娘を演じているが武術と幻術に長けている。
浩宇(コウウ)王子
「そんなんじゃ嫁の貰い手なくなるぜ?
なんならオレが貰ってやろうか?」
北朝の王子。 つまりは千咲と朧香の従兄弟にあたる存在。 北朝の皇族と南朝の皇族のハーフで、黒髪赤目。
「皇子」ではないのは、彼の一族は分家だから。 本家が「皇」。
北朝では皇族や王族、宮族などの高貴な身分同士の婚姻は可能。
巫女──《常和(トワコ)》の一人。 いわゆる見える方の中でもガンガン見える方で妖まで見える力を持つ。
チャラチャラした性格でよく花街などを遊び歩いている為か千咲から適当に扱われてるが、実は千咲に好意があるのは事実。
CV:千種蒼
明鈴(メイリン)王女
「兄様!!
私の憧れの千咲御姉様に触れないでくださいまし!!」
北朝の姫。 つまりは千咲と朧香の従兄弟にあたる存在。 浩宇の実の妹でおしとやかだが気が強い部分がある。
「皇女」ではないのは、彼女の一族は分家だから。 本家が「皇」。 北朝の皇族と南朝の皇族のハーフで、黒髪赤目。
巫女──《常和(トワコ)》の一人。 いわゆる見える方の中でもガンガン見える方で妖まで見える力を持つ。
千咲にずっと幼い頃から憧れており、千咲に憧れて気を強く魅せるところがある。
千咲に心酔しており、よく朧香と千咲の素晴らしさについて語り合ったりしている。 千咲とは仲が良い。
蒼陽の女装は可哀想に想いはするが、ソレを題材に小説を書いたりする癖がある。
しかし巷で一番人気なのは、美麗将軍と千咲皇女殿下(互いの名前を伏せている)大恋愛小説。 互いに想い合っているのに互いに身分差で伝えれないモヤモヤしつつも応援したくなるところが街の女性達を中心に大人気を博している。
故に千咲にことごとく手を出そうとする兄にきつく当たったり叩いたりするが、兄のこと自体は好き。
CV : 千種蒼
九尾狐
「ほぉ、この妾には金魚夫人でさえも命令できぬというのに、ソチごときが?」
金魚夫人の側にいつも居る大物の妖。
妖衆の長を務める。
基本は何もしないで金魚夫人のソファーの近くに座っているだけ、に見えるが、実は千里眼の持ち主で、 運外鏡以上に様々なことを見通せる。
けど性格に難が在り、簡単には教えてくれやしない。
禁句はババアやババ狐。言ったら黄泉送りにされる。
猫猫(マオマオ)
「ニャア!千咲様の援護は任せるニャア!」
金魚夫人に娘のように可愛がられている二股の尻尾を持つ猫妖怪。
千咲の部隊で千咲の守護を金魚夫人から任されている。
双子の姉に鈴鈴が居る。
雲外鏡
「鏡や映るモノが在る限り、我に見えぬモノはない」
千咲の部隊に金魚夫人の命令で配属された武人。
手持ちの鏡だけでなく何処からでも鏡を出して攻撃が出来る。
鏡は攻撃以外にも通信手段があって、よく雲外鏡が金魚夫人の館に置いてきた鏡で、金魚夫人が千咲の様子を見ている。
その他雲外鏡はもともと皇族付き妖怪だったことから、宮中の何処にでもたくさんの鏡が在る。
宮中の「鏡ノ間」と呼ばれるのは雲外鏡の御部屋。
もともとは神に仕える式神だったらしい。
鈴鈴(リンリン)
「私が月華ノ鳥に居る理由、これだけではありませんくてよ?」
金魚夫人に娘のように可愛がられている二股の尻尾を持つ猫妖怪。
朧香の近くにいつも居る、朧香を護る月華ノ鳥(げっかのてふ)の一人。
猫猫の双子の妹。
南朝──永真漢国
南朝──永真漢国(リーツァイ)は、多くが謎に包まれている島の南側を占める軍事国家。
皇族は黒い髪に青い瞳を持ち、桃源郷の護り人としての役割を持つと言われている。
国は豊かだが、明るい空の下でも人々の顔は薄暗い。
永真漢国で分かっていることは、圧制と高い統率力を誇る軍事国家であること。
鳥達を使役し、科学により霊などを強制的に操る。
昨今では《霊器兵(レイキヘイ)》等を使って軍兵士の数も増やしている。
主導権は完全に生ある者が握っており、鳥達とも魂の繋がりよりも主導権は人間に在り、と見ている。
また、階級制を重んじており、皇族が正しく、分家の王族や平民は口答えすれば牢獄行きとなる、など厳格な制度を敷いているようだ。
皇族は何よりも正しく、ソレに異を唱えた者は誰であろうと許しはしない
壱(イチ)
「オマエ、求ム、救済、無駄」
南朝の軍事兵器──《霊器兵(レイキヘイ)》の、壱型シリーズの壱号機。
他の霊器兵(総型と呼ばれる)とは比べ物にならない強さを誇り、ソノ強さは将軍である千咲すらも圧倒する。
意志は無く指示通り全てを壊そうとするが、蒼陽を見て動きが止まったことがある。
CV:千種蒼
弐(ニ)
「壱、命令…、了解」
南朝の軍事兵器──霊器兵(レイキヘイ)の、壱型弐号機。
他の霊器兵とは比べ物にならない強さを誇り、ソノ強さは将軍である美麗すらも圧倒する。
意志は無く指示通り全てを壊そうとするが、壱の意志を特に尊重する動きを見せる。
CV:スイ
失
「…」
南朝の軍事兵器──哭深 に創られた《霊器兵》の一種で、【壱型壱号機】【壱型弐号機】の失敗作である為、失敗の【失】と名付けられた兵団。
個々によって能力が異なり、雷を発するモノもいれば水を操るモノ、炎を操るモノ、絶対零度の氷を操るモノも居る。
失敗作ではあるものの、実力は通常の《霊器兵》──「人型歩兵級」(地球でいう通常のキョンシー)や、
「麗死乃級(うるわしのきゅう)」、「撃啄死乃級(うつくしのきゅう)」、「堅電級(がたでんきゅう)」、「空鳥大級(くうちょうだいきゅう)」等、それぞれの《霊器兵》を上回る力を持つ厄介な存在である。
美蘭(ビンラン)
「私の願いはただ一つ…。 島の、恒久的平和です」
南朝──永真漢国(リーツァイ)の冷たく小さな牢獄に居る少女。
平和と民の幸せを心から願い北朝──常和国(トワコク)との和平を求め動いたが捕らえられ、同時に生まれ持った特異な力を軍事的に利用されてしまう。
捕らえれる時に願いを託して北朝──常和国に愛する弟を逃がした。
CV:染斐よしの
白蓮(ハクレン)皇女殿下
「ねぇ美蘭、私はずっと夢見るの。 私は王となり、コノ島を統一する」
優しく、知性に溢れ、武芸共に秀でた姫であったが、現在は行方知れずとなっている南朝の正式な第一皇女殿下。
皇族本家である「赤い衣」を纏うことを許された存在。 次期天皇に最も近い存在と呼ばれていた。
美蘭とはとても仲が良かった。
年の離れた弟が居たが、現在は弟も行方知れずである。
CV:千種蒼
お鈴
「それでも私は私だから」
南朝の第二皇女殿下に仕えている少年。
家族同然に可愛がっている阿麗がよく自分のマネっこをするのを微笑ましく見ている。
よく主が自由奔放すぎて姿をくらますので頭を抱えている。
いつも主から賜った薄い高級な布を頭から被っている。
世界の平和を心から望む一人。
CV:スイ
四季間の悪魔 楓
「いいだろう、オレはお前を気に入った」
千咲に酷似した姿を持つ、冥府の悪魔。
南朝側で戦っていると思いきや壱の腕を捥いだりとわりと破壊神レベル。
千咲となんらかの繋がりを持ち、千咲を狙う。
CV:桐夜白 大和リリア
哭深
「さぁ壱、お人形さんは御着替えしましょうね」
長い紅い髪に、金と紅のオッドアイと鋭い牙が特徴的な女性。
《霊器兵》を創る《霊器兵》開発組の長。
全ての《霊器兵》は彼女から創られたと言っても過言ではない。
科学薬師──花宵 が姉のように慕う女性。
マッドサイエンティストで、自身にもなんらかの術をかけていたり人体実験をして楽しんでいる。
壱に異様な執着と愛着信を持っており、壱に従う弐も可愛がっている。
よく壱にお人形遊びのように着せ替えをしたり化粧を施したりしている。
美蘭 を煩わしく想うも、 美蘭 を殺したい衝動を抑えて 美蘭 の力を利用している。
壱に大打撃を与えた千咲に強い興味心を抱いており、新しい《霊器兵》に 千咲 を使いたいと想っている。
また、 北朝皇妃 と何らかの関係を持っているようである。
科学薬師──花宵
「人体って全てが薬になるの…、素敵よネェ…」
本当の年齢と異なる見た目を持つ謎の女性。
南朝の科学薬師の一人で、薬になるモノを見るとうっとりしてしまう。
また、《霊器兵》の開発にも関わっている。
南朝の王族に憧れて髪を黒く染めているが、毛先は赤にして本当の皇族ではないと周囲に分かるようにしている。
考古学者でもあり、《奇譚》にも興味を示し、南朝の王妃から一目置かれており、南朝の王妃に心酔している。
薬屋のマダム・トワリーヌ とは親友関係にある。
しかしある事件をきっかけに、家族を捨てて故郷である南朝へと戻って来た。
《霊器兵》や、南朝の王命に反抗した反乱分子を薬に使える為に人を愛している。
最近は怪しい薬品や新型《霊器兵》を創ることに喜びを感じている。
マッドサイエンティスト。
和蘭
「私を見て!姉さん!!」
北朝で将軍にまで選ばれたのに、千咲に見向きもされなかったことから南朝──紅蓮にそそのかされて北朝を裏切った将軍。
ただただ義姉である千咲に見向いて欲しかった、そんな純粋な少女。
CV : 千種蒼
謎
彷徨える魂
南朝の狂死ノ森に彷徨う青白い魂。 南朝、北朝の皇族が揃う日を待っている。
狂死ノ森にはゾンビ的なのや魔物も多いが、人の声が聴こえたらソレは死霊の魂。
特にコノ「彷徨える魂」は、何かを南朝、北朝の皇族達に託したいと願い続けている。
謎の娘
「南朝だから、北朝だから…、ただそれだけで、だから争うのですか?
私達は、同じ血を分けた家族です。
それなのに戦うと言うのなら、わたくしを消しますか?」
南朝と北朝の和平を望む。
それ以前の問題として争うこと自体を間違いとし、歌で争いを鎮めようとする謎の巫女。
CV:桐夜白 大和リリア
道(タオ)
謎の術、謎の組織、謎の技、謎の目的。 とにかく謎に秘められた存在。
目的は何か? 何故現れるのか? 一切、何一つ分かっていない集団。
その他
咲良皇国(サクラこうこく)
北朝の斜め上辺りに在る小さな孤島だが、歴史が深く北朝──常和国と古代より交流が盛んな絆の深い友好国。
海と共に生き、海と共に在る国で、漁業と占術が盛ん。
皇国にしか咲かない華が在ったり、古来からの神話や伝承を重んじている伝統国家。
島民全員がシャーマンという不思議な国で、古来より周辺諸外国と一切の争いをしてこなかった国。
北朝と深い理解を示し、北朝と一番の交易を築いている。
北朝と南朝は「和風」×「サイバーテクノ」×「中華」な世界観だが、
咲良(サクラ)皇国は「伝統」×「占術」×「シャーマン」な世界観である。
言祝 陽(ことほぎ よう)皇女殿下
「あら、千咲皇女殿下、貴女民とも喧嘩できないの?
これだから大国の御嬢様ってモノは籠の鳥ね!
喧嘩して分かち合えるモノもあるのよ!
さあ!いざ尋常に勝負!!」
千咲にとって初めての喧嘩相手で、同時に親友である存在。
千咲に喧嘩というモノが何かを教えたのは彼女。 千咲と同い年。
上記の通り気の強い性格であるが、同時に思慮深さも持ち商才にも長けている。
島国故、交易が盛んだが、その交易にも自ら参加する御転婆可愛い美少女殿下。
「太陽の子(でぃだんくわ)」と民からは呼ばれ、信頼されている。
CV:桐夜白 大和リリア
日夢那富多(ヒムナプタ)国
海を挟んで大きな大陸の中に存在する国家で、古代より交流が盛んな絆の深い友好国。
照りつける暑さと広大な砂漠、豊かな水資源を持つという広大な土地を有する国で、鉱石産業と織物産業が盛ん。
男性は露出が多く、女性は白い肌を護る為に露出が少ない服を着ている。
一夫多妻制。 文字は特徴的で、螺旋状に書く。
常和国と永真漢国では「ヒムナプタ」を「日夢那富多」と表記される。
北朝と南朝は「和風」×「サイバーテクノ」×「中華」な世界観だが、
日夢那富多(ヒムナプタ)国は「アラビア」×「ギリシャ」×「カタカムナ」な世界観である。
タージマンダー皇子
「何度でも…! お前をこの手で…っ!」
北朝──常和国に留学してきた読書好きで知識家なヒムナプタ国の第三皇子。
千咲とは仲が良い。
よくぼーっとしていて無口なように見られる。
エルクットゥーダラー皇女
「“私”にしか…、できないこと──」
皇子の5歳年下の妹。
怖がりでよく兄の後ろに隠れているが、朧香とは仲が良くよく恋バナとかで盛り上がっている。
ダンスが得意で、兄に負けない知識家でもある。
堂々としている千咲に憧れを密かに抱いており、時折想いをしたためた恋文を送っている。恋愛感情ではなく憧れ。
亜琉弾李照璃亜(アルダリテリア)帝国
北朝南朝のある島より大きな大陸の西側に在る大帝国。
歴史の深い国だが、北朝との交易を初めてからの時は浅い。
アルダテリア帝国の民は金髪碧眼が多く、猛々しい性格の者と穏やかな性格の者に分かれている。
鉱産物に長けており、特に宝飾品がよく出土する。
北朝と南朝は「和風」×「サイバーテクノ」×「中華」な世界観だが、
亜琉弾李照璃亜(アルダリテリア)帝国は「エジプト」×「ヨーロッパ」×「宝石」な世界観である。
アーデルデン皇子
「朧香姫ー!
ああ、御会いしとうございました!
さあ、今宵も私と共に踊りましょう!」
軍艦や軍隊を自ら指揮する程の実力者で、亜琉弾李照璃亜(アルダリテリア)帝国の第三皇子。 聡明で勇猛果敢な皇子。
交易相手としては悪くなく、友好国としての絆も築けているが、唯一困った点が…、朧香を女と信じて疑わず、求婚を辞めないことだ。
朧香は男(性別:朧香)だと何度も申し上げているが、「これ程の美貌を持つ方が男なわけがない!」と言うし、ソレに対して朧香も「きゃー!そんなー!♪」なんて言うもんだからコノ国との間で唯一困った点はソコ。
ちなみに千咲皇女殿下は苦手な模様。 一度手合わせでボロ負けしている。